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沖縄が戦後の米軍統治を経て本土に復帰した日から今日、40年を迎えました。 本土の人?と訊かれると、私は決まって「ハーフです。」と答えます。 沖縄の父と本土出身の母は当時パスポートを持ち国際結婚をし、この復帰の年に 私が生れました。写真は父が見せてくれた復帰前日、最後のアメリカによる刻印のあるパスポートです。 普段は家族以外の人と基地について語ることはほとんどありません。 沖縄の人々の心の奥にしまい込まれているように思います。 復帰の年から今まで、基地が返還されたのは2割で、その広さは今も232.471平方㎞に及びます。 小さな島の県土の約10%を占めており、どこへ行っても基地のフェンスに当たるような暮らしです。 基地をどこかへ移す、ということではなく、なくしてほしい。 米軍はトモダチではないことを県民が誰よりも知っています。 本当に必要なのは軍事力による備えではなく、真の友愛だと思います。 今、地球は戦争などしている場合ではないはずです。 皆さんの税金がここに多大に注がれています。どうぞ沖縄の基地問題を共に考えてください。 戦後も米軍による様々な問題に翻弄される中、明るく、心の底からやさしい島人たちが沖縄を支えてきてくれたことを思います。「これは屈辱のパスポート。本土復帰は沖縄の夜明けと信じた。」という父のひとことが、あの日の沖縄を語っています・・・
by tobohifumi
| 2012-05-15 10:23
| こころの島
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Comments(5)
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at 2012-05-16 14:12
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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まいママ
at 2012-05-16 16:22
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貴重なお写真ですね。私、その一年後に生まれました。誕生日を迎えるたび、沖縄の「今」を考えさせられます。
基地はいらない、でもダンナのことを思うと・・・でも、たくさんの被害を受けてきた方々からは今も変わらず敵でしかない、しかも政府までもが大きく関わっていて・・・。毎年、複雑な思いで迎える一日です。
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tobohifumi at 2012-05-16 22:55
sakamotoさま うむまあ木のお話、初めて知りました。花咲き山のお話を思い出しました。 悲惨な戦争があったなんてみじんも感じさせない青い青い海に癒されます。沖縄の光と影。これからも見守ってくださいね。ありがとうございます。
まいママさん まいママさんのことも思って書いていました。怒りの矛先を誰かに向けるのではなく、憎むべきは戦争という行為だと思います。私たちにも米兵の親しい友人がいます。 沖縄を今もこんな複雑にしている基地の問題、しっかりみつめていきましょうね。
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sakamoto
at 2012-05-17 14:04
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世はさまざま 山之口 貘
人は米を食っている 僕の名と同じ名の 獏という獣は 夢を食うという 羊は紙も食い 南京虫は血を吸いにくる 人にはまた 人を食いに来る人や人を食いに出掛ける人もある そうかと思うと琉球には うむまあという木がある 木としての器量はよくないが詩人みたいな木なんだ いつも墓場に立っていて そこに来ては泣きくずれる かなしい声や涙で育つという うむまあ木という風変わりな木もある この詩が紹介されていました。 次回沖縄へ行ったら探してみます♪
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tobohifumi at 2012-05-17 22:40
sakamotoさま 山之口 貘さんの詩だったのですね。とても深い詩ですね。ありがとうございます。モモタマナの木、確かに詩人にみえるかも。
子供たちの学校の運動場にぐるりと植えられていて、木陰を作ってくれています。沖縄でみつけてくださいね!
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